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ホームページの維持費は、年間いくらかかるのか

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ホームページの維持費は、年間いくらかかるのか

制作費の見積もりはもらったけれど、
その先ずっと出ていく金額は、見積書のどこにも書かれていない。
ホームページの維持費が年間いくらになるのか分からないまま、
発注を決めかねている方がいます。

すでに持っている方からも、毎月あるいは毎年引き落とされている金額が
何なのか分からない、という声を聞きます。

維持費は、内訳を分けてしまえば自分で計算できます。
この記事では、費用の内訳、構成別の年額の目安、
初年度だけ安く見える理由、いま払っている金額の確かめ方を整理しました。

なお、費用を安くする方法の記事ではありません。
初期費用のほうを抑えたい方は「ホームページ制作の初期費用を抑える3つの方法と注意点」をご覧ください。

ホームページの維持費は、何に対してかかっているのか

紙のカードを4枚並べて費用の項目を分類している手元

「維持費」という一つの費目があるわけではありません。
性質の違う支払いが、同じ時期に重なっているだけです。
金額より先に、誰に払っているのかを押さえておくと計算が楽になります。

ドメイン代は、住所にあたる文字列の使用料です。
example.com のような文字列を使い続けるために、
ドメイン登録サービスへ毎年支払います。
独自ドメインでメールアドレスを作る場合は話が変わるので、
そちらは「独自ドメインでメールアドレスを持つ意味を考える」で扱っています。

サーバー代は、データを置いておく場所の賃料にあたります。
支払い先はレンタルサーバー会社で、月払いか年払いが一般的です。

SSL証明書は別料金だと思われがちですが、
エックスサーバーとConoHa WINGでは、無料の独自SSLが標準で提供されています
(出典:エックスサーバー https://www.xserver.ne.jp/price/ /ConoHa WING https://www.conoha.jp/wing/pricing/)。

保守・管理費は、人に頼んだときだけ発生します。
頼まなければ0円。
ただし更新やバックアップの作業そのものは、自分の手元に残ります。

見積書に並ぶのは、この手前にある制作側の費用です。
載るほうの内訳は「ホームページ制作の見積もり内訳、何にいくらかかっているのか」をどうぞ。

年間いくらになるのか、構成別に出してみる

手帳の年間ページを開いて、いくつかの月に印をつけている手元

相場の数字を眺めても、うちの場合はいくらなのか、という疑問は残ります。
ここはサーバー代とドメイン更新料に、保守を頼むかどうかを足すだけで出ます。

下の表は、各社の公式料金ページの金額(すべて税込)を当てはめた一例です。
契約年数やプラン、ドメインの種類で変わりますので、目安として見てください。

構成内訳の例年額の目安
自分で管理するサーバー年13,200円(エックスサーバー スタンダード・12ヶ月契約/月1,100円・初期費用0円)+ドメイン更新1,721円(XServerドメイン .com)年15,000円前後
保守を人に頼む上記+保守費(下記の調査の中央値を年額換算したもの)年15万円前後
月額でまとめて任せるサーバー・ドメイン・更新対応が月額に含まれる契約形態契約内容により幅がある

出典:エックスサーバー https://www.xserver.ne.jp/price/ / XServerドメイン https://www.xdomain.ne.jp/domain/price.php

保守費は、Web幹事が自社のマッチングサービス経由の実発注データとして
公表している金額が参考になります。
年額に換算すると中央値がおよそ13.2万円、
およそ6割が年6万〜24万円の範囲に収まっていました(出典:Web幹事 https://web-kanji.com/posts/hp-runningcost)。

サーバーの選び方でも年額は動きます。
ロリポップ!のライトプランは月330円から、年に直すと3,960円から。
同じ構成でも1万円を切ることがあります(出典:ロリポップ! https://lolipop.jp/price/)。

3つ目の、月額でまとめて任せる形については
「月額サブスク型ホームページとプロ依頼、何が違う?」で比較しました。

初年度だけ安い — ドメインの「取得料」と「更新料」は別物

1年目の請求書と2年目の請求書が違う。
珍しいことではなく、ドメインの「取得料」と「更新料」が
別の金額として設定されているためです。

XServerドメインでは、.comの取得が0円になるキャンペーンが行われています
(2026年9月1日から10月30日まで・はじめての方限定)。
一方で更新は1,721円、通常の取得価格も同じ1,721円です(出典:XServerドメイン https://www.xdomain.ne.jp/domain/price.php)。
0円なのは最初の1年だけです。

ムームードメインでも同じ構造が見られます。
.comは取得770円に対して更新1,728円、
.jpは取得990円に対して更新3,344円でした(出典:ムームードメイン https://muumuu-domain.com/domain/price)。

気づいておきたいのが、.jpの更新料が.comのおよそ2倍だという点。
屋号を.jpで取ると、その差額が毎年の固定費として積み上がります。
これから取得する方は、取得料より更新料を見て選ぶのがおすすめです。

サーバーも同じで、初期費用0円や長期契約の割引が効くのは契約時の話です。

維持費は、毎年同じ額とは限らない

2冊の手帳を並べて同じ時期のページを見比べている手元

去年より請求が上がっている気がする。
その感覚は、思い違いとは限りません。

お名前.comでは、表示価格に「サービス維持調整費」が加算される仕組みがあります。
2026年9月1日12時からの料率は26.25%です
(対象はドメインとオプション、変更の要因は為替)
(出典:お名前.com https://www.onamae.com/news/article/11506/)。
この料率は、これまでに複数回改定されています。

為替などの要因で料金体系が見直されること自体は、契約先を問わず起こりえます。
予算は去年と同じ額で固定せず、少し余裕を見ておくと慌てずに済みます。

もう一点。
更新を忘れて失効した場合は、更新料に加えて復旧の手続きが必要になります。
復旧完了までの目安は、汎用JPドメイン・都道府県型.jpで1〜2営業日、
それ以外の復旧可能なドメインで2〜3営業日(出典:お名前.com https://www.onamae.com/guide/p/20)。
更新のお知らせメールを見落とさないようにしておくと安心です。

いま払っているその金額が何なのか、確かめる方法

相場が分かっても、自分の口座から出ていくお金の正体までは分かりません。
確かめるには順番があります。

  1. カードの明細か、口座の引き落とし名義を見る。ドメイン登録サービス名やレンタルサーバー会社名が、そのまま出ていることが多いです。
  2. 更新のお知らせメールの送信元を確認する。毎年ほぼ同じ時期に届くので、検索窓に「更新」と入れてみてください。
  3. 制作会社に毎月払っているなら、契約書か見積書で中身を確認する。サーバー代までなのか、更新作業まで含むのかで意味が変わります。

ここまで分かれば、先ほどの年額の目安と突き合わせて判断できます。
更新を人に頼むか迷っている方は「ホームページを自分で更新できなくても大丈夫な理由」もあわせてどうぞ。

どの会社と契約しているのか分からない場合は、もう一段階手前の確認が必要です。
こちらは引き継ぎをテーマにした別記事で扱う予定です。

減らせる費用と、減らさないほうがいい費用

減らせるのは、使っていないオプション、必要以上に高いサーバープラン、
それにこれから取得するドメインの種類です。
.jpである必然性がないなら、更新料の低いものを選ぶだけで固定費は下がります。

反対に、減らさないほうがいいものもあります。
ドメインは変えるとURLが変わり、検索での評価も名刺やチラシの記載も無効になります。
サーバーの安定性は、表示速度や停止時間に直結します。
誰も触らない状態そのものが、別の形のコストになることもあります。

維持費をゼロにできるかという問いもよくいただきます。
たとえばSTUDIOの無料プランでは、独自ドメインを使うことができません(出典:STUDIO https://studio.design/ja/pricing)。
独自ドメインで運用するつもりなら、無料プランは選べないということです。

月額でまとめる形との比較は、先に挙げた比較記事にまとめています。

年間の金額が見えると、判断がしやすくなる

年額が見えると、判断の質が変わります。
これから発注する方は、制作費の先に乗る固定費を自分で計算したうえで決められます。
すでに運用している方にとっては、訳の分からない引き落としではなくなるはずです。

大事なのは金額の大小ではなく、何にいくら払っているかが分かっている状態だと思っています。

ご自身の構成だと年間いくらになるのか、確かめておきたい場面もあると思います。
保守を依頼する場合の費用は依頼先によって幅がありますので、
気になる点があればお気軽にご相談ください。

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