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ホームページの写真は、何をどれだけ用意すればいいか

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ホームページの写真は、何をどれだけ用意すればいいか

「写真をご用意ください」。
制作の打ち合わせでこの一言を聞いた瞬間、手が止まってしまった。
そんな経験はないでしょうか。

先に2つだけお伝えしておきます。
ホームページに載せる写真は、スマホで撮ったもので問題ありません。
そして、全部そろっていなくても制作は始められます。

写真がないから依頼できない、ということはまずありません。
かえって時間を取られるのは、「何を何枚そろえればいいのか分からない」
という状態のまま、ひとりで抱え込んでしまうほうだと思っています。

この記事では、ホームページに載せる写真を用意するときに、
どのページへ何枚くらい必要で、足りないときは何から埋めればいいのかを整理します。
読み終わったあとに手元へ残るのは、気持ちの整理ではなく撮影リストという紙1枚です。

どのページに、写真を何枚くらい用意すればいいか

ノートに撮影リストを書き出している手元

「ホームページの写真は何枚必要ですか」。
この質問に、決まった答えはありません。

先にお断りしておきます。
下の表は公的に定められた基準でも、業界の標準値でもありません。
ラフターデザインがこれまでに制作したサイトと、制作用に作ったデモサイトを対象に、
どの場所へ何枚の写真を置いているかを数えて並べたものです。

置き場所用意したいカット枚数の目安優先度フリー素材での代用
トップページのいちばん上事業の雰囲気が一目で伝わる1枚(施術中の手元・店内・作業風景など)1枚最優先避けたい
トップページの中ほど空間や道具、光の入る風景といった雰囲気のカット2〜3枚中一部可
サービス・メニュー紹介メニュー1つにつき1枚メニューの数だけ(多くは2〜4枚)高一部可
プロフィール・代表あいさつ人物1枚(+働いている様子が伝わる1枚)1〜2枚最優先不可
店舗・アクセス外観1枚、内観1〜2枚2〜3枚中不可
ご利用の流れ各ステップの様子。他ページの写真を使い回せることが多い0〜3枚低一部可
お問い合わせ・よくある質問・プライバシーポリシーなし0枚——
ブログ・お知らせ記事ごとに1枚公開後に随時低可

表の数字を上から足すと、最少で8枚、多くても16枚。
実際に数えたサイトでは、公開時点で8枚から12枚のあいだに収まっていました。
すべての行が同時に上限になることは、まずないからです。

100枚も200枚も必要になる、ということはありません。

もう一度書きます。
これは業界標準ではなく、ラフターデザインの制作構成にもとづく目安です。
メニューの数や店舗の有無で増えも減りもしますし、
オンライン中心の事業なら、店舗の行はまるごと不要になります。

そして、この表の読み方がいちばん大事なところです。
上から全部埋めないと依頼できない一覧ではなく、
上から順に埋めていけばいい優先順位つきのリストとして見てください。
最優先の2行、つまりトップのいちばん上の1枚とプロフィールの1枚があれば、
HPとしての形は十分に立ち上がります。

手元の写真で足りるかは、3つ見れば判断できる

散らばったプリント写真を寄せたり避けたりして仕分けている手元

新しく撮り足す前に、やっておきたいことがあります。
今スマホに入っている写真を、使えるものと使いにくいものに仕分ける作業です。

見る観点は3つで足ります。

1つめは明るさ。
暗い場所で撮った写真は、あとから明るく補正しても、
粗さやノイズが目立ってしまうことが少なくありません。

2つめは縦横の向きです。
Instagram用に撮った正方形や縦長の写真は、
横長で使うトップページの上部にそのまま収まらないことがあります。
見落としやすいのに、あとで効いてくるポイントです。

3つめは、写っているものの一貫性。
撮った時期や場所がばらばらだと、1枚ずつはよく見えても、
並べたときに急にちぐはぐな印象になります。

実際のところ、写真が足りなくて止まっている方は、そう多くない印象があります。
撮りためたものが仕分けられていないから「足りない気がする」、
という状態のほうがずっと多いように感じています。

仕分けたあとの「どれを選ぶか」については、
ホームページで世界観を伝える方法で
光のトーンや空気感の揃え方を詳しく扱っていますので、あわせてご覧ください。

スマホで撮るなら、光の当たり方だけ気にすれば十分

曇りの日の窓辺でスマートフォンを構えて撮っている手元

撮り足す段になっても、機材をそろえる必要はありません。
気にしていただきたいのは、光の当たり方だけです。

窓からの自然光を、被写体の斜め前から当ててみてください。
真正面から当てるとのっぺりしますが、斜めから入ると陰影が出て、
ものの質感がきちんと写ります(出典: ma cherie|サロンの写真運用)。

それから、意外に思われるかもしれないのが曇りの日です。
撮影は晴れた日がよいと思われがちですが、
曇りの日の窓際は光がやわらかく回るため、むしろ好条件になります(同前)。
撮影のために晴れを待たなくていい、というのは覚えておいて損のない話です。

もうひとつ。
1つの被写体を、角度と距離を変えて何枚か撮っておいてください。
右から、左から、少し寄って、少し引いて。
これだけで、あとからページ構成が変わっても写真を使い回せます
(出典: LeadGrid|ホームページの写真撮影が重要な4つの理由)。

なお、画像のサイズや容量については心配いりません。
表示が重くならないよう調整するのは制作者側の作業なので、
撮る段階で気にしすぎなくて大丈夫です。

足りない分は、全部撮らなくても埋められる

仕分けて、撮り足して、それでも埋まらない枠は残ります。
ここからは、その残りをどう埋めるかの話です。

フリー素材を使っていい場所と、避けたい場所

無料の素材サイトは便利ですが、使う場所を選びます。

使ってよいのは、ブログ記事のアイキャッチ、
セクションの区切りに入れる背景の雰囲気カット、
抽象的なイメージを添えたい箇所あたり。

避けたいのは、トップページのいちばん上、プロフィール、
そして施術やサービスの実際の様子。
この3つは、その事業でしか撮れない写真が求められる場所だからです。
読んだ人がいちばん知りたいのは「そこがどんな場所で、誰がやっているのか」で、
素材写真はその問いにだけは答えられません。

「トップとプロフィールだけ」という頼み方

「全部プロにお願いしたら、いくらかかるんだろう」。
そう思って調べ始めたものの、金額を見て画面を閉じてしまった。
そんな方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、依頼は全部か、ゼロかの二択ではありません。
「トップの1枚とプロフィールだけお願いする」という頼み方があります
(出典: HPの写真どうする?|note)。

費用の目安としては、人物写真が1名あたり6,000〜50,000円ほど。
拘束時間によって幅が出ます。
商品の物撮りは1カット1,000〜10,000円が目安です
(出典: OPS|ホームページ用写真撮影の相場料金)。

先ほどの表で最優先にした2枚だけをプロにお願いし、
残りはご自身のスマホで撮る。
予算を抑えたい場合、この組み合わせが現実的だと思っています。

写真まわりで、先に知っておきたい権利のこと

書類に付箋を貼り、ノートに確認事項を書いている手元

写真を集め始めると、ついて回るのが権利の話。
難しく身構える必要はありませんが、
先に知っておくと判断が早くなる点を3つだけ挙げておきます。

人物が写った無料素材は、少し慎重に

写真ACは利用規約の中で、特定できる人物を含む写真について、
写真ごとに書面によるモデルリリース(肖像権使用許諾書)を義務付けてはいないこと、
また利用者がその人物の承諾なく使用できることを保証しかねる旨を明記しています
(出典: 写真AC 利用規約)。

Unsplashのライセンスはどうでしょうか。
こちらは商用・非商用ともに無料で利用でき、クレジット表示も義務ではありません
(ただし、表示することは推奨されています)。

一方で、大幅な変更を加えずに販売することは禁止、とも書かれています
(出典: Unsplash ライセンス)。

無料だから何でも自由、というわけではない。
その前提だけ頭の片隅に置いておくと安心です。

お客様が写り込む写真は、ひと声かけてから

肖像権は、人がみだりに他人から写真を撮られたり、
撮られた写真をみだりに公表・利用されたりしない権利とされています
(出典: 総務省|ICT活用リテラシー向上プロジェクト)。

施術中やレッスン中の写真は、お店の空気がいちばん伝わる貴重なカットです。
だから「撮らない」ではなく、「撮る前にひと声かける」方向で考えたいところ。
「ホームページに載せるかもしれないので撮らせてください」と伝えておけば、
あとから使うかどうかを落ち着いて決められます。

カメラマンに撮ってもらった写真の、扱い方

過去にプロへ依頼して撮ってもらった写真がある場合、
著作権は撮影した方にある前提で考えるのが基本です。

文化庁の著作権契約書作成支援システムでは、写真撮影の契約について、
著作者(撮影者)は作品を無断で変更、切除その他の改変をされない権利
(同一性保持権)を有していると説明されており、
改変する際は事前に撮影者の承諾を得ることが前提とされています
(出典: 文化庁 著作権契約書作成支援システム)。

ここで実務的に効いてくるのがトリミングです。
ホームページでは、レイアウトに合わせて写真を切ることがほぼ必ず発生します。
撮影時の契約でWeb利用や加工の範囲がどうなっていたか、
一度確認しておくと後の判断がラクになります。

とはいえ、ここを一人で判断しきる必要はありません。
迷ったら制作者に「この写真は使って大丈夫でしょうか」と聞いてください。
確認の仕方ごとお伝えできますので、そこで止まらなくて大丈夫です。

撮る順番を変えるだけで、撮り直しはぐっと減る

最後に、いちばんお伝えしたいことを書きます。

写真を先に撮ってしまうと、あとからページ構成が決まった段階で、
「この枠に合う写真がない」「向きが合わない」が起きます。
順番が逆になっているのです。

構成が決まってから撮る。
それだけで、撮るものは自動的に決まります
(出典: 関根デザイン|ホームページの写真を準備する方法)。
撮影したいイメージと詳細をまとめた撮影リストを先に作っておく、
という進め方も紹介されています(出典: LeadGrid)。

この記事の表は、そのリストの下書きとして使っていただけます。
ページ名を書き出して、必要なカットを箇条書きにして、
撮れたものからチェックを入れていく。
やることはそれだけです。

写真以外にも、依頼の前に用意しておくと進みが早くなるものがあります。
ホームページ制作を依頼する前に準備しておくこと7つに
まとめていますので、あわせて確認してみてください。

どの写真から用意すればいいか迷ったときは、
ページ構成に合わせて必要なカットを一緒に洗い出すこともできます。

ホームページやLPの制作をご検討中の方は、お問い合わせフォームまたは公式LINEからお気軽にご相談ください。パソコンが苦手な方も、専門用語なしで丁寧にご説明します。

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