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ホームページの放置リスクを、期限が来る順に整理しました

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ホームページの放置リスクを、期限が来る順に整理しました

「ホームページ、たぶん3年くらい触っていません」。
そうおっしゃる方は、思っているよりずっと多いです。
毎年サーバー代だけが引き落とされ、中身は作ったときのまま。
ただ、こうして調べている時点で、たいてい間に合っています。

この記事は、「自分で更新できないこと」への不安を
やわらげる話ではありません。
そちらは別の記事(ホームページを自分で更新できなくても大丈夫な理由)に書きました。

ここでお伝えするのは、何年も触らずにいたときに、
ホームページの内側で実際に何が起きるのかという話です。
しかも、その多くには期限があります。
期限があるということは、いつ何を確認すればいいかが
決まっている、ということでもあります。

そこでこの記事では、ホームページを放置したときのリスクを、
危険度の順ではなく「期限が来る順」に並べ直しました。
今日ご自分で確かめられる手順まで、あわせてまとめています。

放置とは、「期限の管理をしていない状態」のことです

卓上カレンダーの上で、期限の近い順に付箋を並べ替えている手元

信用が下がる、印象が悪くなる。
そうした話から始まる記事は多いのですが、ここでは入り口を変えます。
測りにくいものより先に、日付とボタンで説明できるものを
片づけたほうが、読み終えたときに気持ちが軽くなると思っています。

ホームページまわりで期限を持つものは、そう多くありません。
数か月ごとに来るのがSSL証明書、年に一度がドメイン、
数年に一度がPHPという土台のプログラム。
期限はないけれど押さないと溜まるのが、プラグインの更新です。

よく言われる検索順位への影響は、断定できるものではありません。
これも含めて5つ、順に見ていきます。

数か月ごとに期限が来るもの——SSL証明書(鍵マーク)

証明書の有効期間は、いま短くなっている最中です

アドレスバーに出る鍵マーク。
あれを支えているのがSSL証明書です。
一度つければずっと有効なもの、と思われがちですが、
実際には期限があり、しかも業界全体で短くなっている最中です。

証明書の発行事業者とブラウザ会社でつくる
CA/Browser Forumは、2025年4月11日にBallot SC-081v3を可決し、
有効期間の段階的な短縮を決めました
(出典: https://cabforum.org/2025/04/11/ballot-sc081v3-introduce-schedule-of-reducing-validity-and-data-reuse-periods/ )。
段階ごとの日付は告知ページ本文にはなく、
CA事業者による解説が出典ですが、
2026年3月15日以降は最大200日とされています
(出典: https://www.digicert.com/blog/tls-certificate-lifetimes-will-officially-reduce-to-47-days )。

無料の証明書としてよく使われるLet’s Encryptは、
既定の有効期間が90日です(出典: https://letsencrypt.org/docs/faq/ )。
「何年も更新していない」という年単位の感覚と、90日。
ここにはけっこうな開きがあります。

ただし、多くの場合は自動で更新されています

大事なのはここからで、期限があっても、切れているとは限りません。
エックスサーバーの無料独自SSLは発行日から90日間ですが、
有効期限の30日前・25日前・20日前に自動更新が行われます。
自動更新が失敗するのは、ネームサーバーやDNSレコードが
エックスサーバーを参照していない場合と、
そのドメインにリダイレクト設定がある場合の2つ。
失敗時はサーバーパネルから手動で更新できます
(出典: https://www.xserver.ne.jp/manual/man_server_ssl.php )。

確認はとても簡単です。
スマホでご自分のホームページを開いて、アドレスバーを見るだけ。
「保護されていない通信」と出ていなければ、証明書は生きています。

年に一度期限が来るもの——ドメイン

ドメインの更新が止まる原因は、技術よりも事務のほうが目立ちます。
登録に使ったメールアドレスが、もう受信できない。
支払いに登録したカードの期限が切れていた。
どちらも、誰にでも起こります。

JPRSの案内によれば、ドメイン名を廃止すると、
一定期間の経過後に第三者が登録できるようになります。
ただし廃止から20日以内なら登録回復の申請ができ、
通常は手数料が必要とも書かれています
(出典: https://jprs.jp/registration/suspended/ )。
扱いや手数料は事業者ごとに異なるので、契約先の案内をご確認ください。

確認は3つ。登録時のメールアドレスが今も受信できるか、
自動更新の設定になっているか、支払い方法が有効かどうか。
ここが通っていれば、ドメインは毎年ひとりで更新されていきます。

数年に一度期限が来るもの——サイトが乗っている土台(PHP)

PHPとは、WordPressなどのホームページを動かすための
土台のプログラムです。
この土台にも期限があります。
php.netの公式情報では、PHP 8.0と8.1はサポートが終了し、
8.2は2026年12月31日でセキュリティサポートも終わります
(出典: https://www.php.net/supported-versions.php )。

サーバーの管理画面を開けば、今のバージョンは確認できます。
ただ、切り替えのボタンはご自分では押さないでください。
変更すると表示が崩れることがあります。
確認までにとどめて、制作者かサーバー会社に相談するのがおすすめです。

期限はないけれど、押さないと溜まっていくもの——プラグインの更新

書類トレイに積まった紙を一枚ずつ手に取って片づけている手元

管理画面を開くと、更新のお知らせが赤い丸で溜まっている。
あの数字を見るのが億劫で、そのまま閉じた。
そんな経験はないでしょうか。
WordPressを更新していない状態で気にかかるのは、たいていここです。

誤解されやすい境界線があります。
WordPress公式のドキュメントによると、プラグインとテーマの
自動バックグラウンド更新は特別な場合にしか行われません。
一方で本体は、5.6以降の新規インストールなら
自動更新が既定で有効です
(出典: https://developer.wordpress.org/advanced-administration/upgrade/upgrading/ )。
放っておいても本体は上がっていることがある。
けれど、プラグインは上がらない。

Patchstackの調査では、2025年に見つかった
WordPress関連の脆弱性のうち91%がプラグイン側だったと
報告されています
(出典: https://patchstack.com/whitepaper/state-of-wordpress-security-in-2026/ )。
国内でも、IPAの『情報セキュリティ10大脅威 2026』組織編で
「システムの脆弱性を悪用した攻撃」が4位に挙がりました
(出典: https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2026.html )。

裏を返せば、更新を押すというあの地味な作業が、そのまま効きます。
ただ、いきなり全部は押さないでください。
バックアップを取れる状態かを先に確かめて、更新したら表示を見る。
不安なときは1つずつで大丈夫です。

よく言われるけれど、断定はできないこと——検索順位

更新が止まると検索順位が下がる、という説明をよく見かけます。
ただ、Googleの公式ドキュメントの範囲では、
更新頻度そのものが順位を決めると確認できる記載を
見つけられませんでした。
まったく関係ないとも言い切れませんが、ここでは断定しないでおきます。

表示速度や「今も続いている事業だろうか」という見え方については、
リニューアルのタイミングを見極めるチェックリストで扱っています。

今日、誰にも聞かずに確かめられる3つのこと

スマートフォンを伏せて、ノートに3つの確認項目を書き出している手元

自分のサイトは今どちらなのか。
無料で、誰にも連絡せずにできる確認が3つあります。

1つめは、スマホでご自分のホームページを開いて、鍵マークを見ること。
「保護されていない通信」と出ていなければ、証明書は生きています。

2つめは、WordPressの管理画面にログインして、更新の数を見ること。
ログインできるかどうかも、それ自体が確認になります。
パスワードが分からなければ、それが分かったこと自体が今日の収穫です。

3つめは、サーバー会社とドメイン会社の名前と、
登録しているメールアドレスを思い出すこと。
更新の通知が届く先が、今も生きているかという確認です。
心当たりがなければ、毎年の引き落とし明細から契約先をたどれます。

3つとも「できた」「できなかった」で終わって構いません。
できなかった項目があること自体は、失敗ではないと思っています。
公開してまだ日が浅い方向けの運用の話は
ホームページ公開後にやることにまとめています。

全部を自分で管理しなくていい

期限があるのは、SSL証明書・ドメイン・PHP・プラグインの4つだけ。
しかもSSL証明書はたいてい自動で更新されていますし、
ドメインも自動更新の設定になっていれば、毎年ひとりで動きます。
覚えておく必要があるのは、どこに期限があるかという地図のほうです。

HPを自分で更新できないことへの不安については、
ホームページを自分で更新できなくても大丈夫な理由に書きました。
冒頭で切り分けたその話と、ここで整理した期限の話は、
たぶん同じものの表と裏です。

どこに期限があるのかを一緒に整理するところから、
お手伝いすることもできます。
ラフターデザインでは、作り直すかどうかを決める前のご相談も承っています。

ホームページやLPの制作をご検討中の方は、お問い合わせフォームまたは公式LINEからお気軽にご相談ください。パソコンが苦手な方も、専門用語なしで丁寧にご説明します。

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