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ホームページ制作の「イメージと違う」は、うまく言えなくても防げます
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完成したサイトを開いた瞬間、思っていたのと少し違う気がした。
ホームページ制作で「イメージと違う」と感じる場面は、めずらしいものではありません。
「かっこいい感じで」と伝えても、依頼する側が描く「かっこいい」と、
制作する側が思い浮かべる「かっこいい」は、そう簡単には重なりません(出典: クロスデザイナー)。
ただ、これは伝え方が下手だから起きることではありません。
言葉という道具が、もともとそういう性質を持っているだけです。
だとすれば、言葉以外にも渡せる材料があるはずです。
この記事では、依頼する側が自分の手でできる3つの作業をご紹介します。
集める、断る、言う。専門用語も要りません。
「イメージと違う」は、言葉が足りなかったからではありません
同じ「シンプルにしたい」でも、余白をたっぷり取った白基調を想像する方もいれば、
装飾をそぎ落とした黒背景を思い浮かべる方もいます。
言葉は共有できても、その言葉が指す画までは共有されません。
ホームページ制作で「イメージと違う」が起きる入口は、たいていこの一歩目です。
プロに任せたのだから汲み取ってくれるはず。そう考えるのは自然なことです。
問題は任せた側にあるのではなく、任せるときに一緒に渡せる材料がある、というだけの話です。
その材料は3つ。好きなものを集めること、避けたい方向を伝えること、違和感を早めに言うこと。
集める — 好きなサイトを3件、「どこが好きか」を1行だけ添える

同業のサイトから探さなくて大丈夫です
参考サイトを探すとき、最初に手が止まるのは
「自分の業種のサイトを見つけなきゃ」という思い込みです。
参考サイトは、同業他社から選ぶ必要はありません(出典: 株式会社ソフィア)。
飲食店の方が美容室のサイトを挙げても、ホテルのサイトでも構いません。
見ているのは業種ではなく、余白の取り方、写真の大きさ、文字の読みやすさといった質感だからです。
「なんとなく感じがいい」で拾って大丈夫です。まずは3件から。
URLだけでなく「どこが好きか」を1行
集まったURLをそのまま渡すと、そのページのどこに惹かれたのかまでは伝わりません。
「写真が大きくて、余白が広いところが好きです」
「文字が読みやすくて、最後まで読めました」
この一行が付くだけで、渡る情報量が変わります。
感想で止めず、なぜ気になったのかという理由まで添えると、
代案も出やすくなるようです(出典: クロスデザイナー)。
ラフターデザインのヒアリングフォームには、
「参考サイト(3件以上・URLと好きな点)」という欄が最初から用意してあります。
ゼロから考えていただくものではなく、埋めていただく欄がある、という形です。
依頼の前に用意しておくもの全体は、こちらの記事にまとめています。
ホームページ制作を依頼する前に準備しておくこと7つ
断る — 避けたい色や雰囲気を伝えるのは、失礼ではありません

好きなものは言えても、避けたいものは言いにくい。
うるさい客だと思われないだろうか、と感じて飲み込んでしまう方は少なくないようです。
けれど、ラフターデザインのヒアリングフォームには
「避けたい色・雰囲気」を書いていただく欄があります。
こちらから先にお聞きしている項目なので、失礼にはあたりません。
デザインのすり合わせでは、むしろ効率のいい情報です。
好きな方向を10伝えるより、「この色は避けたい」を1つ伝えるほうが、候補はぐっと絞りやすくなります。
伝え方は「集める」と同じで、理由を一言添えると通りが良くなります。
「赤は苦手です」で止めず、「赤だと強く見えすぎて、うちの雰囲気と違う気がします」。
そう言えれば、では落ち着いた朱色では、と代案が返ってきやすくなります。
言葉が出ないときは、色だけでも構いません
雰囲気を言葉にしにくいときは、色から渡すという手があります。
「落ち着いた感じ」を説明できなくても、このくすんだ緑が好きです、とは言えるのではないでしょうか。
色は言葉より、ずっと渡しやすい材料です。
どんな雰囲気にしたいかを、一言、二言だけ挙げるのでも十分。
和の感じ。やわらかい感じ。単語のままで構いません。
もっと簡単なのは、手元にあるものを見せることです。
ロゴ、名刺、お店の内装の写真、商品を包んでいる紙。
それらはもう、その事業の空気をまとっています。写真を1枚送れば渡せます。
言う — 違和感は、実装が始まる前のほうが直しやすい

すでに初稿が出てきていて、どう言えばいいか迷っている方は、
この章から読んでいただいて大丈夫です。
ホームページ制作は段階を踏んで進みます。
ラフターデザインの場合は、①ヒアリング ②お見積もり・契約 ③構成・デザイン
④実装・公開 ⑤公開後のサポート、という5段階です。
大事なのは、③の構成(ワイヤーフレーム)の段階で言うのと、
④の実装が始まってから言うのとでは、戻せる範囲が変わること。
④に入ってからのレイアウト変更は、組み上げたものを一度ほどく作業。
精神論ではなく工程の話です。
「気づいたけれど、もう少し様子を見てから」。
待っているあいだにも、直しやすさは落ちていきます。
まとまった言葉でなくても、「ここだけ、なんとなく引っかかります」で十分に伝わります。
修正の条件は、依頼先によって違います
「あとから言うと追加費用になるのでは」という気がかりもあると思います。
制作会社の比較メディアでは、初稿提出後の修正は2〜3回までに
制限されていることが多いと説明されています(出典: Web幹事)。
これは統計調査ではなく、業界の慣行についての解説です。
回数の上限も、追加費用が発生する条件も、依頼先によって違います。
契約前に確認しておきたい項目のひとつです。
デザイン確定後の変更がどう扱われるのかを先に聞いておけば、
途中で言うことへのためらいも減るはずです。
うまく言葉にできなくても、渡せる材料はあります
集める、断る、言う。
好きなサイトを3件、どこが好きかを一行添えて。
避けたい色や雰囲気は、理由とともに。違和感は、実装が始まる前に。
ホームページ制作で「イメージと違う」が生まれるのは、伝える力の問題ではありません。
言葉にならない部分は、欄や質問のかたちで、依頼を受ける側が先に用意しておくもの。
ラフターデザインのヒアリングフォームにデザインの欄をいくつも置いているのは、そのためです。
サイトの側で世界観をどう整えるかは、こちらの記事で扱っています。
ホームページで世界観を伝える方法|写真・色・言葉づかいの整え方
ホームページやLPの制作をご検討中の方は、お問い合わせフォームまたは公式LINEからお気軽にご相談ください。パソコンが苦手な方も、専門用語なしで丁寧にご説明します。