【フリーフォント/商用利用可/Webフォント】おすすめ明朝体フォント5選
おすすめ明朝体フォント5選
こんにちは。
ラフターデザインの井手内です。
今回は、webデザイナーの私が実際にお仕事でも使用している、おすすめの明朝体フォントをご紹介します。
全て無料で使用できます。
Noto Serif(源ノ明朝)
ひらがな:◯ |
カタカナ:◯ |
漢字:◯ |
ウエイト:8種類 |
商用利用:◯ |
配布サイト:Google Fonts |
「Noto Serif」はAdobeとGoogleによって共同開発された書体です。
Adobeからは「源ノ明朝」、Googleからは「Noto Serif」という名前でリリースされました。
以前の記事「おすすめフォント ゴシック体編」でご紹介した「Noto Sans」という角ゴシック体もあります。
見やすい・読みやすい
どんな言語でも対応できるように開発されたフォントのため、可読性や視認性に優れています。
フォントウェイト(文字の太さ)も8種類と豊富で、見出しから本文まで使いやすいフォントです。
BIZ UDP 明朝
ひらがな:◯ |
カタカナ:◯ |
漢字:◯ |
商用利用:◯ |
配布サイト:Google Fonts |
BIZ UDPゴシック(BIZ UDPGothic)は、ユニバーサルデザインのフォントです。
ユニバーサルデザインのフォントとは?
ユニバーサルデザインのフォントは、誰にとっても分かりやすく、読みやすいように考えられて作られています。
「ユニバーサルデザイン」はフォントだけでなく日常生活の中でさまざまなものに採用されています。
ちょっとフォントから話が逸れてしまいました。
でも、ユニバーサルデザイン自体も、深掘りするととても面白いし勉強になりそうです。
こちらも、以前の記事「おすすめフォント ゴシック体編」でご紹介した「BIZ UDP ゴシック」という角ゴシック体があります。
ぜひ合わせて読んでみてください。
「BIZ UDP 明朝」の特徴
癖がなく、読みやすくフォントで、見出しから本文まで使いやすいフォントです。
資料などの長い文章での利用にも最適です。
Google Fontsで配布されているので、Webフォントとしても使用できます。
築豊明朝(つくほうみんちょう)
ひらがな:◯ |
カタカナ:◯ |
漢字:◯(「ZENオールド明朝 Regular」) |
商用利用:◯ |
ウェイト:1種類 |
配布サイト:文字魚│Typographish – BOOTH |
「築豊明朝(つくほうみんちょう)」は、伝統的な本文向け明朝体を意識して作られたかな書体です。
収録はひらがな・カタカナですが、漢字は「ZENオールド明朝」で補完されています。
惹きつけられるはねはらい
「築方明朝」特徴は、筆の動きが強調された美しく独特な字形です。
流れるような線が美しいです。
タイトルや見出しに使用すると、ハッと目を惹きつけられます。
夜永オールド明朝
ひらがな:◯ |
カタカナ:◯ |
漢字:◯ |
商用利用:◯ |
ウェイト:3種類 |
配布サイト:枝ノ実書房 |
「ZENオールド明朝」フォントをベースに、縦書き用に調整したフォントです。
エディトリアルにピッタリ
エディトリアルとは、新聞や雑誌などの編集・出版を指します。
「夜永オールド明朝」は、雑誌や書籍、新聞などの誌面をデザインする際に適したフォントです。
クラフト明朝
ひらがな:◯ |
カタカナ:◯ |
漢字:◯ |
商用利用:◯ |
ウェイト:1種類 |
配布サイト:アトリエこたつ |
手書きでグシャグシャに塗りつぶしたような、ユニークで可愛らしいデザイン系の明朝体です。
フォント自体の個性が強いので、使用することでデザインの雰囲気をぐんと高めてくれます。
子ども向け・POPなデザインにGOOD
明朝体でありながら、ころんとした可愛らしいフォルムでカジュアルに使えます。
子ども向け・POPなデザインにピッタリです。
「クラフト明朝」を使用したチラシデザインです。
本文は「新レトロ丸ゴシック」を使用しています。
「クラフト明朝」は明朝体ですが、硬い印象にならないので、子ども向けデザインでよく使う丸ゴシック体とも相性がいいと思います。
さいごに
フォント選びのポイント
私がフォントを選ぶ際に大切にしていることが3つあります。
- 「読みやすさ」「見やすさ」を大切に
- 伝えたいことが伝わりやすいデザインのフォント
- 見る端末が変わっても同じように表示される
一番は読みやすさ。
フォントを選ぶ際に、デザイン性も大切ですが、読みやすいかどうかは最も重要なポイントです。
今回は、読みやすくてスタンダードな明朝体フォントを選びました。
(クラフト明朝は番外編)
そして、伝えたいことが伝わりやすいデザインのフォントを選ぶことも大切です。
例えば、
- 上品な印象を与えたい→明朝体
- モダンでシンプルな印象を与えたい→ゴシック体
- 子供や女性向けの可愛いデザイン→丸ゴシック体
などです。
使用するシーンを考えてフォントを選ぶことが、伝えたいことを伝えられるデザイン制作にとって重要です。
今回ご紹介した明朝体フォントで言うと、落ち着いた印象を与えたい場面で「クラフト明朝」は使いませんよね?
あまり難しく考えなくても、きっと感覚でわかると思います。
細かいニュアンスの違いは、デザイン制作を重ねていくうちに、自然と身についてきます。
最後は、意図したフォントが正しく表示されること。
表示する端末によって、デザイン制作の際に選んだフォントと違ったフォントが表示されてしまうことがあります。
これによって、本当に表現したかった形とは違って伝わってしまうことにつながります。
フォントの選定には、先述したWebフォントの利用をおすすめします。
Webフォントを利用することで、全ての端末に同じフォントを読み込ませることができるので、端末ごとに違った表示になることを防ぐことができます。
今回は「おすすめ明朝体フォント5選」のご紹介でした。
全て無料で使用できるフォントを選んでいます。
ぜひご自身のデザイン制作に使ってみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。